過去に配信したデータの再現

 メッシュ農業気象データは、予報値を利用できるのが大きな特徴ですが、それゆえに、予報はどれくらい正確で、結果として栽培管理はどれくらい有効であったかが常に評価される必要があります。気象予報値の正確さについては提供する側でも評価ができますが、栽培管理としての有効性については、利用者の皆さんがそれぞれの利用シーンにおいて検証していただくしかありません。

 これをサポートするため、メッシュ農業気象データ開発チームでは、過去に配信したデータを再現するキット(配信データ再現キット)を作成しました。これを用いると、2011年以降の過去の特定の日に提供したメッシュ農業気象データを皆さんのPCに再現することができます。例えば、2013年の9月15日~30日の日々の気温はこの年8月1日の時点ではどのように予測され、それが9月10日までの間にどのように日々変化していたかが再現できます。

 さらに、専用Pythonプログラムを利用すると、配信されたものそのままの再現(fモード)のほかに、予報値がなく過去値と平年値だけで構成されたデータを再現するnモード、全期間が確定した値(過去値と同等)を再現するoモードでの再現が可能となります。

 配信データ再現キットは、USBハードディスクで提供されます。利用希望者は、USBハードディスクをご用意のうえ、メッシュデータシステム管理 MeshAdmin@ml.affrc.go.jp にメールでご連絡ください。

 なお、再現されたデータはMS-Excelでは読み出せません。Pythonプログラムでのみ取り扱えます。

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