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py_scenalio

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py_scenalio [2018/11/12 22:10]
ohno
py_scenalio [2022/04/13 04:24]
ohno 削除
ライン 1: ライン 1:
 +==== メッシュ温暖化シナリオデータ一覧 ====
 +以下のデータが用意されています。これまでお使いのデータについても、2019年12月16日以降、hisotricalも含めて全て再計算されていますので、更新をお願いします。
 +
 +^ 全球気候モデル^| MRI-CGCM3、MIROC5、CSIRO-Mk3-6-0*、GFDL-CM3*、HadGEM2-ES* | 
 +^ 温暖化シナリオ ^| RCP 8.5、RCP 2.6 |  ​
 +^ hisotoricalデータ期間 ^| 1981年1月1日~2005年12月31日 | 
 +^ 温暖化シナリオに基づく将来気候予測データ期間 ^| 2006年1月1日~2100年12月31日* |
 +^ 気象要素(記号) ^| TMP_mea、TMP_max、TMP_min、APCP、GSR*、RH*、WIND* |
 +*2019年12月28日より。\\
 + ​なお、以下については元のモデルデータがないため、メッシュ温暖化シナリオデータもありません。\\
 +  * GFDL-CM3(historical) ​ :2005年のTMP_mea、TMP_max、TMP_min、APCP、GSR、RH、WIND(全要素)\\
 +  * HadGEM2-ES(RCP8.5) ​ :2100年のTMP_mea、TMP_max、TMP_min、APCP、GSR、RH、WIND(全要素)\\
 +  * HadGEM2-ES(RCP2.6) ​ :2099年のGSR、2100年のAPCP、GSR、RH\\
 +
 +==== メッシュ温暖化シナリオデータマニュアル ====
 + 温暖化シナリオデータの紹介から、簡単な利用方法を、簡単にまとめた標準作業手順書(Standard Operating Procedures, SOP)です。\\ ​
 + [[https://​www.naro.go.jp/​publicity_report/​publication/​laboratory/​naro/​sop/​139234.html|農研機構地域気候シナリオデータセット標準作業手順書]] ​
 +
 +
 +
 ==== メッシュ温暖化シナリオデータ利用方法 ==== ==== メッシュ温暖化シナリオデータ利用方法 ====
  温暖化シナリオデータは将来を予測したものではないので、将来の特定の年のデータを処理して得た結果には意味がありません。将来の数十年分のデータを処理し、現在条件の数十年分のデータを処理し、それらに統計処理を加えたうえで比較して初めて意味のある結果を得ることができます。場合によっては、数十年分の本当の現在気象値のデータを処理した結果も比較に加える必要があります。つまり、温暖化影響を評価するには気象データを大量に処理する技術が必要です。\\  温暖化シナリオデータは将来を予測したものではないので、将来の特定の年のデータを処理して得た結果には意味がありません。将来の数十年分のデータを処理し、現在条件の数十年分のデータを処理し、それらに統計処理を加えたうえで比較して初めて意味のある結果を得ることができます。場合によっては、数十年分の本当の現在気象値のデータを処理した結果も比較に加える必要があります。つまり、温暖化影響を評価するには気象データを大量に処理する技術が必要です。\\
- このため、農研機構は、このデータを取得するエクセルシートは用意しません。メッシュ温暖化シナリオデータをPythonプログラムに読み込むための関数「GetSceData」を用意しています。この関数は、メッシュ農業気象データ利用ツール**AMD_tools3**に搭載されています。以下にその説明を記します。+ このため、農研機構は、このデータを取得するエクセルシートは用意しません。メッシュ温暖化シナリオデータをPythonプログラムに読み込むための関数「GetSceData」を用意しています。この関数は、メッシュ農業気象データ利用ツール**AMD_Tools3**に搭載されています。以下にその説明を記します。
  
     関数名:GetSceData     関数名:GetSceData
ライン 18: ライン 38:
         scenam:排出シナリオ等の記号で、'​RCP8.5'​などの文字列で与える         scenam:排出シナリオ等の記号で、'​RCP8.5'​などの文字列で与える
     引数(必要に応じ指定):     引数(必要に応じ指定):
-        cli:True => 平年値が返される。 
-            False => 観測値が返される。 
         namuni:True => 気象要素の正式名称と単位を取り出す。戻り値の数は2つ増えて6つになる。         namuni:True => 気象要素の正式名称と単位を取り出す。戻り値の数は2つ増えて6つになる。
             False => 気象要素の正式名称を取り出さない。戻り値の数は4つ(気象値、時刻、緯度、経度)。             False => 気象要素の正式名称を取り出さない。戻り値の数は4つ(気象値、時刻、緯度、経度)。
ライン 25: ライン 43:
         url:​データファイルの場所を指定する。省略した場合はデータ配信サーバーに読みに行く。         url:​データファイルの場所を指定する。省略した場合はデータ配信サーバーに読みに行く。
             ローカルにあるファイルを指定するときは、AreaN(N=1~6)の直上(通常は"​・・・/​AMS"​)を指定する。             ローカルにあるファイルを指定するときは、AreaN(N=1~6)の直上(通常は"​・・・/​AMS"​)を指定する。
 +        isTile:​1次メッシュ区切りデータにアクセスするときにisTile=True(または 1)として指定する。
 +          特定地点のデータを取得する場合はこちらの方が早く取得できる。
     戻り値:     戻り値:
         第1戻り値:指定した気象要素の三次元データ。[時刻、緯度、経度]の次元を持つ。         第1戻り値:指定した気象要素の三次元データ。[時刻、緯度、経度]の次元を持つ。
ライン 43: ライン 63:
 ===サンプルプログラム=== ===サンプルプログラム===
   * {{ ::​testscena.py |testscena.py}}:トップページの図を作成するサンプルプログラム。   * {{ ::​testscena.py |testscena.py}}:トップページの図を作成するサンプルプログラム。
 +  * Anaconda3-2020.02をインストールした場合、testscena.pyを実行すると、'​isfinite'​ not supported というエラーが出ることがあります。その場合、testscena.pyの23行目の文頭にある#​を削除してください。
 +
 +
 +===データアクセスフォームを利用したデータ取得の際の注意点===
 + データアクセスフォーム(データ配信サーバーが有する補助的ホームページ機能)から取得したデータを、AMD_Toolsを介さずに使用する場合は以下の式で値を換算してください。
 +
 +    メッシュ値 = データアクセスフォームで取得した値 × 0.100000001 + 0.0
 +
  
-[[start#​気候変化シナリオも搭載されています|戻る]]+[[about#​気候変化シナリオも搭載されています|戻る]]